適格年金制度の移行について
2つの積立不足

適格年金には、2つの積立不足が存在します。
1つ目は、予定利回りと実際の利回りとの差からくる積立不足です。
2つ目は、もともと掛け金の設定が低すぎて退職金規程に定める退職金の一部しか適格年金で積立てられていないことによる積立不足です。
この積立不足分を他の積立で準備しているか、あるいは内部留保で確保していれば問題はありませんが、
それだけ余裕のある会社は少ないのが現実です。
予定利率が招く隠れ退職債務

さらに、重要なことは退職金制度の中に潜む隠れ債務です。
御社の退職金の計算方法は、基本給連動型になっていませんか?
基本給連動型とは、「退職金=退職時の基本給×勤続による係数」のことです。
多くの会社ではこの方式を採用しています。
長い期間でみると基本給は上昇していきます。
支給率も勤続年数が長いほど大きくなっています。
結果として勤続年数が長くなると飛躍的に退職金の額が多くなることになります。
基本給連動型退職金の問題点

退職時の基本給を想定するのは難しく、退職金の額をイメージしにくくしています。
しかし、年功序列の賃金体系を続けるかぎり勤続年数が長くなればなるほど退職金の額は多くなっていきます。
まさに、この方式は大きな隠れ債務を内在しているといえます。
もし、御社がこれらのケースに当てはまるのであれば、一刻も早い対応を図らなければなりません。
適格年金の移行を含め、退職金制度そのものの改革・見直しをご一緒に推進しましょう。
